愛の流刑地   2007   レンタル   ★★★☆☆


ベストセラー作家村尾菊治(豊川悦二)は長年のスランプに悩まされていた。妻と別居して10年以上経ち、今は大学の講師で生計を立てていた。ある日、雑誌記者の魚住から京都に呼び出され、冬香(寺島しのぶ)を紹介される。一目で恋に落ちた二人。村尾は冬香と数時間の逢瀬のために京都へと通った。夫と子供を持つ従順な女である冬香は、最初はためらうが、村尾との逢瀬を楽しむようになる。やが冬香は死を求めるようになり、菊治は情事のさなかに冬香を絞殺する。そして法廷でこの情念的な“殺人”はどう裁かれるのか。

d0086262_101152.jpg原作は渡辺淳一。日本経済新聞に連載され「愛ルケ」現象を巻き起こしたベストセラーの映画化。「失楽園」に続き、ハードな濡れ場シーンが話題があるためR-15の指定を受けた。男女の究極の愛を描いているように見せて、実は衝撃の結末が用意されている。法廷での村尾の言動から、二人の愛が見返りを求めない純粋なものであったように思われるが、ラスト数秒で全てがひっくり返る。それ以上は割愛するが、男と女の根源的な相違をテーマに深遠な愛が描かれている。

出演は他に長谷川京子(検事役、こちらも色っぽすぎ)、富司純子(冬香の実母役、出て欲しくなかった)、他に仲村トオル(冬香の夫役、ハマっていた)、佐藤浩市(刑事役、ガラの悪さ最高)、陣内孝則、津川雅彦、浅田美代子、高島礼子など。監督はこれが長編デビュー作となる鶴橋康夫、ドラマ演出歴40年のベテランだ。

d0086262_14242.jpgところで、作品の中で菊治の行きつけのバーのママ(余貴美子)が菊治にいった言葉が頭から離れない。「女には2種類あるの。エクスタシーを知っている女と、知らない女。そして、男にも2種類いるの。女をその高みまで導ける男と、導けない男」だって。ガーン。レンタル料金240円以上に色々と勉強をさせていただきました。でも、昨日「蝉しぐれ」で文四郎とふくの切ない純愛に涙した翌日に見る映画じゃないわな・・・。


<今日の昼めし>
ハーバーランド地下のパン屋「麦の穂」でコロッケバーガーと明太子パンと缶コーヒー。
d0086262_185488.jpg
[PR]
by inaminoTORAsan | 2007-08-27 23:28 | 映画のこと


<< 大臣の横顔 蝉しぐれ  2005 フジTV... >>